4月のテレパシー
4月4日
大学受験にことごとく失敗した弟くんは、私以外には内緒で後期試験を受けていました。 後期試験に失敗したとき、また家族を落胆させたくない、と言った気持ちもあったのでしょうが、 「変に慰められるのがウザイから」という何とも分かりやすい理由で黙って受験。
 
高校受験の時、「君の内申じゃ、この公立高校は無理。過去の例を見ても、君の内申で合格してる子はいない」 とはっきり担任に言い切られたのに無事合格を果たし、「奇跡を起こす男」と友達に言われている弟くん。 今回の受験だって奇跡を!奇跡を!
 
つうわけで、ほんとに受かりやがりました。
大喜びのおかんを横目に、あれよあれよと入学手続きを終え、大学生活に必要なものを揃え、 恥ずかしそうにスーツ姿を披露してくれたりと新しい春だなあとしみじみ実感。 初々しい詰襟制服姿を見せて貰ったのはもう3年も前のことかあ、こいつも大きくなったなあ。
 
と感慨にふけっていたら、「イマドキ、料理くらい出来ないと」と自ら言い出し、 おかんの指導のもと、晩御飯を弟くんが作っています。うんうん、ほんと立派に成長したね、弟くん。 おかげで姉ちゃんの居場所が確実になくなってきてるよ。ほらまた、おかんが「あんたは何もせえへんね」って 目で見てるー!(被害妄想だけは立派に成長を続けています)

 
4月5日
姉からのメール
 
−やあ。嫌だけど誕生日祝いしてやるよ。嫌だけど。
 盛大に祝してやるよ。年をとるんだからな。イヒッ。
 
私からの返信
 
−嫌だけど行ってやるよ。タダメシのためだ。
 ほんと嫌だけど。
 
姉からのメール
 
−何を召し上がりたいんだね。
 
私からの返信
 
−おいしくて高いものでいいよ。
 
本音、という点から見ればものすごく素直に育った姉妹だと思います。 ただ、社会生活は生きにくい気がしてなりませんが。

 
4月6日
たまたま入った公衆トイレのトイレットペーパーホルダー。
 

 
赤字でウルティマ。激写。公衆トイレで激写。他にすることないのか、23歳。

 
4月8日
ごく稀に見方がイマイチ分からないアクセス解析もどきを眺めることがある。 リンクしてくれてるサイトを見て、ニヤニヤしたりする。 今日、そのアクセス解析もどきで語句検索で飛んできた人たちのキーワードまで 見れることを知った。これは興味深い。さっそく見てみよう。
 
*話が合いそうだな、って思った人たち。
 
『男子高校生 オナニー』(萌・え・る!)
『マングリがえし』(楽しいセックス)
『友達作り 男』(一人じゃない・・・!)
『引きこもりUO』(親友になれそう)

 
*歪んでるなって思った人たち。
 
『大学受験 オナニー』(苦しみと快楽)
『男に貢がせる』(楽したい)
『貢がせる 男に』(倒置法を駆使)
『オナニー 弟』(見たいのか)
『電波ゆんゆん』(ゆんゆん)

 
*思考回路が読み取れない人たち。
 
『UO おばさん』(何を求めているのか)
『まんこ レス』(まんこからのレス待ち?)

 
*お茶目だなって思った人たち。
 
『ヒダヒダ』(ヒダヒダっていうと淫靡でかわいい)
『おめこ ひろげ』(壮大な歌詞のよう)
『オナニー 花沢さ』
(花沢さんを想って、んを打つ前に力尽きた)

 
こんな語句で検索かけてる人の姿を思い浮かべたら笑いが止まらなくなりました。 そしてこんな語句ばかりを見事にヒットさせた自分のサイトに微かな憎しみと 多大なる愛を持ちました。もっとこう乙女ちっくな検索にひっかるように、 無駄に、とここで無駄にの後に乙女ちっくな単語を書こうとして、思いつかなかった! 死にたい。マンコー。

 
4月9日
昨日、弟くんの服の買い物の付き添いに行ってきた。 お洒落にとんと疎かった弟くんは、
 
「すべて姉ちゃんに任せる。僕はイエスマンに化すから」
 
と最初から全権委任。
着せ替え人形と化した弟くんにあれこれ着せて一通りの服を買い揃えた。 入学祝ということで1着は私が買ってあげた。微笑ましい。素晴らしい。 もっと誉めたい自画自賛。
 
その後、化粧品店にて、化粧品を数点買おうとしたら、 弟くんが今日のお礼に、とその化粧品を買ってくれた! 微笑ましい。素晴らしい。さすが私の弟。(結局、自画自賛に)
 
動き回りすぎた後、気づけば足が痛すぎて動けない。 おニューの履きなれていないハイヒールのせいで足がコチコチ。
 
「姉ちゃんは・・・もう、だめだ・・・」
 
と足を引きずりながら弟くんの後をどうにか着いていく。
 
そのとき、ものすごく可愛い服屋さんを発見。
 
「ちょっと待ってて!」
 
と言い残し小走りに服屋に入り、あれこれ試着までして服を数着買う。 待ちくたびれた弟くんの元へ笑顔で向かう。
 
「姉ちゃん・・・。歩けないとか言ってたくせに走って店屋に向かったな」
 
「女なんてそんなもんだよ!」
 
「は、はぁ・・・」
 
付き添いだけのはずだったのに、財布に金は残らず、筋肉痛だけが残った。

 
4月12日
前日の夜、私の髪型について根堀り葉堀り聞いていたおかんが、今日外から帰ってくると、 私と同じような髪型にしようとして失敗したんだな、と分かる姿で立っていました。

 
4月13日
ワチキのセンスがキラリと光る絵を久々に描きました。
(送り先のサイトはこちら
 
見て分かる通り美術の成績は良かったヨ。いや、マジで。
抽象画がテーマの時のみすごく良かったんダヨ!
 
絵に対する壮大な意気込みについて語る画伯っぽいワチキのメッセログも 公開されてるから絵心のあるチミは要チェキ☆だってさ。

 
4月16日
*電車の中で見かけた気狂いシリーズ*
 
自分の向かいに座った人を傘で指し、大声で文句を言うオヤジがいた。 誰彼構わず、悪態をついてる。 みんなそそくさと席を移動したり、見て見ぬふりをしていたのだが、 指されたうちのひとりのおじさんはよく見ると 廃れたサラリーマンとは程遠いちょっと怖い系の人。 それでも構わず傘でその人を指しながら悪態をつき続けるオヤジ。 怖いもの知らずなオヤジだなあと少し感心していたところ、
 
「さっきから俺のこと言うてんのか?」
 
と急に怖いおじさんがキレた。
乱闘?乱闘なの?と車内に緊張が走る。
どうするオヤジ!
 
もろにその人を指していた傘をスっと下ろし、
 
「な、なんも言うてへんがな・・・」
 
ものすごい小声で視線を逸らしながらいうオヤジ。
 
怖いもの知らずなオヤジ。
実は怖いものは知っていたみたい。

 
4月22日
大人はあてにならない。
 
小学低学年の時、今まで半年に1度くらい家族の友人だと言って会っていたおじさんが、 実はあなたのお父さんですよ、と教えらました。ほんとのお父さん・・・!(こみあげる感動) なんてなるわけもなく、 当時はずっと実の父と思い慕ってきた義理の父という存在がいましたので、 小さい私は大混乱。その事実を知らされた後、実の父と電話で話しました。
 
「あなたが私の父だって聞いたんですけど」
「・・・」
「あなたが私の父だって聞いたんですけど!」
「えっと、聞こえない・・・」
「あなた、私のお父さんだったでしょ?」
「んー、何か聞き取りにくいみたい・・・」
「・・・聞こえないの?!」
「うん、聞こえない」
 
聞こえてんじゃん。
 
大人はあてにならないと初めて思った出来事ですた。

 
4月23日
前回は牛肉が横にあったのに、プチトマトを盗んだうちの犬は、 今回は豚肉が横にあるのに、シシトウを盗んだ。
 
ベジタリアン?

 
4月24日
電車の中で大学生数名が通路に座り込んでいた。
あー、うるせえし邪魔だなあと顔をしかめる。
 
人の迷惑を考えないなんて何て身勝手な奴らだ。
 
ここに座り込んでるのが部活疲れの男子高校生だったら、と妄想。 ウフフ、たまんねえ!と思わず含み笑い。
 
自分好みのシチュエーションなら迷惑行為も萌え行為になるなんて、 何て身勝手な私だ。

 
4月26日
明日は地球が浄化される1日やねん。
だって、うちの誕生日やから!(サイコ風味)
 
明日の誕生日の予定は決まっています。
遊・園・地☆(ウインクしながら)(死ね)
実はきもいことにわたくし、遊園地が大好きで、 遊園地にいる間は天真爛漫な少女のように生き生きします。 まあ、実際のところ、絶叫マシーンに乗って 奇声を発しながら笑い続けるキチガイと化すだけですが。 お化け屋敷は一緒に入った人を押し倒して自分だけ出口へ走り出したりする お茶目な一面を持ち合わせるキチガイです。ウフウフ・・・。
明日、一緒に行ってくれる昔からの友人に、
「お昼は君の手作りおにぎりが食べたい。無いと暴れる。」
とすでにキチガイ発言を済ませてあります。
パラダイスー!(友人にとっては地獄)
 
というわけで早いもので明日で24歳になります。
祝われたい。正直、祝われたい。
おめでとうの一言でいいのでフォームとか欲しい。
それを眺めてにやにやしたい。
至福のひとときであるにやにやを私にください!
お願いします!

 
4月28日
遊園地にて。
着いて早々乗った絶叫マシーンを満喫して、楽しいね!と 振り返ると普段は冷静な男友達の顔が既に青白かった。 彼はその後、
 
「俺、男の子やし!」
(自分へ言い聞かせているの・・・?)
 
「そんな涼み方はしたくない!」
(お化け屋敷を前にして)
 
「動いてるからって調子に乗るな!」
(落下する直前の絶叫マシーンにて)
 
「何でもかんでも早ければいいってもんじゃないぞ!」
(ジェットコースターに対して)
 
「な、なんかギシギシ言ってるよう!」
(機械だし、そりゃまあ・・・)
 
「俺・・・駄目・・・」
(え、ええ?!)
 
と嫌な方向に口数が増えていた。にやにや。
私は相変わらず絶叫マシーンにのると速度に比例して大笑いをしていたのだけど、 笑いすぎて空中をぐるぐる回っているとき、ヨダレが出た。
 
その後、園内を歩いていると、小学生女子3人組が深刻な顔でケンカをしているのを発見。 「メガネが手前の子に対してキレてて、真中の子はどっちつかずでオロオロだよな」 とどうでもいい解説をみんなでしあう。
 
おにぎり、うめえ!
 
前日興奮で寝れなかった私は、帰りの電車で爆睡。大阪に戻ってから焼き肉を奢ってもらい、 その後カラオケへ。テンションがあがりきった私は、調子に乗ってトイレでうんこをして 勢いよく飛び出しすぎて、水がお尻に跳ね返った。
 
そんな誕生日。