8月のテレパシー
8月9日
私、もしかしてお風呂が好きになったかもしれない、と衝撃的な悩みを
ここ数日抱いていたのですが、4日くらい経過した時点で悩みだしてから一度も風呂に入ってないことに気付き、
悩みは杞憂に終わりました。
メモと画像メモを統合して、新アドレスに変えました。
こういうところにだけ、力いれてすいません。
捨てないでっ!
8月11日
犬が左から右に顔を動かしながらゲロを吐きました。
敷居に狙いを定めたようで、ゲロが横一面ぎっしり。
さっき犬がゲップした時、罵倒した仕返しなんでしょうか。
(相変わらず犬とは仲が悪いです)
8月14日
仕事の関係で近頃おかんの帰宅が遅い。
なので晩御飯の献立を考え、スーパーに買い物に行き、料理をしている。
すべて弟くんが。
ああ、相変わらずできた子。
弟くんの手料理をふたりで食べながら、
「手伝わなくてごめんね(はーと)」
と言ったところ、弟くんは爽やかな笑顔で、
「生意気なペット飼ってると思ったら腹も立たないよ」
と言いました。
いやあうまいこと言うなあ。さすができた弟くん。
聞いたとき、笑顔も心も凍った。
***
ちなみに今日私がしたお手伝いは、洗い終わってる洗濯物を
乾燥機にいれてダイヤルをまわす、です。
8月17日
映画をほとんど見ない。
昔は人並みに見ていたと思うんだけど、ぱったり見なくなった。
何でだったかなあと考えていたら、思い当たることがあった。
10代の頃、友達や彼氏にコアな映画好きや音楽好きが多く、
たくさんのものを薦められた。
最初はほーっと感心しながら聞いていたのだが、
途中から苦痛を感じるようになった。
善意でオススメを言ってくる人達、いいものを共有したいという気持ち、
見なければいけないというような半強制的な空気、
見たら見たで私の感想を期待の目で見てくる態度。
高尚な目など持ち合わせていない私は、自分がいいなあと思うか思わないか
くらいしか言えないし、周りから散々たる評価のものでも(そして私自身が
くだらないなあと思っているものでも)好きだったりすることも多い。
逆に回りが絶賛していても私は好きじゃないなあと思うこともあるわけだが、
人が素晴らしいと言っているものを嫌いだとけなすような、その人を傷つける
かもしれないことをするのも嫌なわけで、そういうしがらみやらジレンマの
ようなものから映画の話をされると拒絶反応を起こすようになった。
あと横文字に恐ろしく弱く、尚且つ忘れっぽい私には名前とかもウロ覚えが多く
適当になってしまうので、人と話すときに苦労してしまう。
窮屈な思いがいっぱいあって遠のいてしまったんだなあと思いながら、
「映画が好きな人」という何やら格好いいステイタスを手に入れるためだけに
僕は映画を見てるんだ、と言い切る素敵な友人に、この映画から遠のいてしまった理由を
話していると、
「要するに周りについてけなかった負け組ってことですね」
と的確に痛いところをグサリとつかれました。きーっ!
***
そういう経緯により映画から一切遠のいていたんですが、
本来は好きだったので見始めようと思います。
先に言っておきますが、オススメを教えてくれなくていいです。
同じ目に遭いそうなので!
8月21日
今日の弟くんの一言。
「姉ちゃんの屁とゲップを聞かなかった日はない」
今日も思うがままに生きています!
8月22日
難波に出かけた。
難波とは、グリコの大きな看板や動く大きなカニの看板や
食い倒れ人形や阪神に何かある度に飛び込まれる道頓堀川のあるところ。
丁度その道頓堀川の橋を渡っていると何やら大勢の人が川を隔てた向こう側を
みていた。スポタカ(スポーツ用品総合店)のビルの方かなあと思って目をやると、
携帯カメラの上に遠くを撮っているので画像が荒くて見にくいけど、
ビルに大掛かりな阪神タイガースの幕。へー、野球よく知らないけどやっぱり
盛り上がってるんだなあと思ってたら、このビルの左側の壁のところに、
突起物ふたつあるのが辛うじて見えませんか。え?と思ってよく見てみると
ビルの屋上からワイヤーで吊るされたふたりの人間が!そしてもっとよく見ると
壁には小さなサッカーコートも張られており、ボールまで吊るされていた。
宙吊りでふたりは一生懸命ボールを蹴っていました。
阪神で盛り上げてるんじゃないんかい。何でも目立てばいい街、大阪。
まさかなあと思って橋のまわりを見渡すと、
アサヒビールも缶ビールのとこに阪神タイガースの絵をいれ、ご丁寧に
マジック数を電光掲示板で示していた。
優勝確定したらはがされるのか、それともまだ工事中だったからかは分からないけど、
青い網の下でグリコのおじさんが阪神のユニフォーム着て笑ってた。
こういうバカっぽいところ、決して嫌いじゃない。
阪神一色の道頓堀川周辺を遠のき、阪神のことなどすっかり忘れた頃ぶらぶら入った
楽器店にて、
ピアノにまで。
さすがに失笑した。